【Feature Story】弓の又キャンプ場「園原インターから車で5分。アットホームなキャンプ場を、旅の拠点に」

弓の又キャンプ場(下伊那郡阿智村智里)

熊谷貴時さん

阿智村の智里地区、というよりも、「そのはらの里」というほうが、

その名を耳にしたことがある人が多いだろうか。

長野県の西端、岐阜県との県境に位置し、中央自動車道園原インターから車で約5分。

標高1400メートルの高原リゾート「ヘブンスそのはら」にもほど近い場所にある

アットホームなアウトドア基地、それが阿智村園原の「弓の又キャンプ場」だ。

弓の又川の川沿いに、まっすぐに伸びたキャンプサイト。

そのシンプルなフィールドの使い勝手のよさと、ある「名物」が話題となり、リピーター客でにぎわう場となっている。

まずはその「名物」の存在について、現オーナーの熊谷貴時さんが話してくれた。

母から受け継ぎ、改めて感じる園原の魅力

「ここはもともと、僕の母が約20年前にはじめたキャンプ場なんです。これまで大きな宣伝をしたことはあまりないのですが、母のキャラクターを慕ってくださるみなさんのおかげで、リピーターさんに支えられるキャンプ場として今まで続いてきました」

そう、弓の又キャンプ場の「名物」とは、ほかならぬ熊谷さんの母・熊谷輝子さんの存在だった。輝子さんは観光地としてにぎわいをみせていたこの園原エリア唯一のキャンプ場を自ら立ち上げ、キャンパーたちを持ち前の明るさとサービス精神でもてなしてきた。規模こそ大きくはなく、施設もいたってシンプルだが、「あの"おばちゃん"に会いに」と、毎年のようにリピートする人も多かったのだという。

しかし時は流れ、いよいよ代替わりのタイミングに。熊谷さんは2年ほど前に勤めていた福祉施設の仕事を離れ、キャンプ場運営者として新たな道を歩むこととなった。

じつは熊谷さんが長くすごしてきたのは近隣の飯田市内で、園原を拠点に暮らすようになったのは久しぶりのこと。しかし改めてこの土地とこの場所に帰ってきて、さまざまな魅力に気づく日々なのだと話す。

「まず春は、“花桃”という鮮やかな赤やピンクの花が川沿いに一斉に咲き誇るんです。花のみごろは2週間ほどですが、祭りも開かれて一気に園原が冬の眠りから覚めるような華やかさがあります。夏は標高の高さから避暑地にもなりますし、周辺の川で釣りを楽しむ人も多いですね。そして秋は周囲の山がぐるりと紅葉して。とにかく、一年中自然が美しい場所なんだな、と改めて感じていますね」

4月中旬に見頃を迎える「花桃の里」の風景

周辺アクセスの良さを生かし、エリア一帯をめぐる旅を

そんな「弓の又キャンプ場」のフィールドはというと、一度来たらすぐに全体を把握できそうなコンパクトでシンプルな作りだ。

川沿いの道の左右に伸びるオートキャンプサイトが全部で32区画。向かって右側には弓の又川が、左手の山際にもちいさな清流が流れていて、どこにいても水音を感じることができる。

フィールドの横を流れる阿知川

炊事場と水洗トイレはフィールドのほぼ中心。レンタルや売店機能もある管理棟では熊谷さんの妻・早苗さんも明るい笑顔で出迎えてくれるから、周辺のおすすめ情報などなんでも聞いてみよう。

そう、ここ弓の又キャンプ場が愛されてきたもう一つの理由は、周辺に広がる多様なレジャー施設やアクティビティスポットとのアクセスのよさだ。「昼神温泉郷」だけでなく、トレッキングにキッズパーク、雲海ツアーなど楽しみ方盛りだくさんの「富士見台高原ロープウウェイ ヘブンスそのはら」をはじめ歴史深い園原の里の各観光施設へも、いずれも車で数分程度でアクセス可能。「連泊して、南信州の旅の拠点にする方も多いです」という熊谷さんの話も頷ける。

めずらしいところでは、坐禅や写経、朝粥参拝など寺院での修行が体験できる「信濃比叡 廣拯院(しなのひえい こうじょういん)」が熊谷さんのおすすめだという。

信濃比叡 廣拯院 での朝粥参拝のようす

ワーケーション利用のCAMP LIFERには、「東山道・園原ビジターセンターはゝき木館(ははきぎかん)」がおすすめ。木を生かした落ち着いた館内のカフェ「ほうきの木」で、眼前に広がる山々を眺めながら仕事もはかどりそうだ。

※営業時間/9:30~16:30・火曜休館(祝日の場合、翌日休館)

「同じ阿智村内には、キャンプセッションメンバーでもあるせいなの森キャンプ場さんや、銀河もみじキャンプ場さんもあります。観光やアクティビティスポットもちろん、キャンプ場もめぐってほしいと思っていたので、南信州キャンプセッションにはすごくワクワクしています」(熊谷さん)

シンプルでアットホームなキャンプ場から、周辺を味わいつくす「めぐる旅」を。足を運び、地域を知るほどに、この”拠点”への愛着もまた、深まっていくはずだ。


弓の又キャンプ場

住所:〒395-0304 長野県下伊那郡阿智村智里4257−923

電話:0265-44-2662

広めのキャンプサイト:8画 キャンプサイト一般:24区画

チェックイン: 11時00分~17時00分

チェックアウト: ~11時00分


周辺情報

昼神温泉公式観光サイト

http://hirugamionsen.jp

南信州 CAMP session

キャンパーの聖地・南信州。長野県の南。伊那谷と木曽谷を中心とするこのエリアは、全国屈指の人気キャンプ場がひしめく、キャンパーたちの聖地。大自然、美味しい食材と水、星空、温泉、静けさ。求める理想がすべて揃ったこの土地で、ローカルな暮らしや人、カルチャーとのセッションが始まればきっと訪れるたびに、新しくて楽しい出会いがある。キャンプスタイルはライフスタイルに。サステナブルな未来をひらく旅へ出かけよう。

0コメント

  • 1000 / 1000